37(2)20130507日イタリアのゼノア港内で大型コンテナ船が
   管制塔(高さ50メートル)に激突


Jolly Nero号 コンテナ船 LOA239m、GT 40594トン


  下記は5月8日BBC日本語放送

ジェノア港の管制塔に船が激突し、少なくとも6人が死んだ。
BBC Newsは、イタリアのジェノア港(port of Genoa)の管制塔にコンテナ船が衝突し、少なくとも6人が

死んで、4人が行方不明になっていると報告した。
The Jolly Nero(
愉快なネロ)号は、夜遅く、コンクリートとグラスでできた50m(164フィート)のタワーに

激しくぶつかり、瓦礫にした。

死んだ人々のうちの3人は、タワーが崩壊したとともに、リフトの内部で出られなくなったと考えられている。
ダイバーがドックの近くで水中を探す一方、救助隊員は瓦礫の中で生存者を捜している。
事故が火曜夜(21:00 GMT)23:00ごろに起こった。
事故が起こったとき、管制塔の中で、13人ぐらいいたとと考えられた。
船はナポリへ行く途中で静かな状態で、引き船の助けを借りてポートに引かれしていた、と報告書が
述べている。
衝突の原因は直ちに明らかにはなっていない。
しかし、愉快なネロ号の船長は、「私たちが、船のコントロールを失った」とともに、その2台のエンジンを

扱うことに失敗したように見えたと言っていると、ジェノア・イル・セーコロXIX(Genoa's Il Secolo XIX)新聞は報告した。





ジェノア港湾管理委員会会長ルイージ・メルロ(head of the Genoa Port Authority, Luigi Merlo)は新聞に
「船が、それがそうであってはならないのに違いないので、これがどうして起こったかを説明するのは非常に難しい。」と伝えた。
彼は、衝突の時に港の条件について、「完全なこと」として記述した。
「それは大惨事です。私たちは無言で、混乱しています。」とルイージ・メルロはローカル・テレビに述べた。
ジャーナリストに伝えたとともに、すぐに衝突の後にポートに着いた船主ステファーノ・メッシナ(Stefano Messina)は目に涙をたたえて
「私たちはすべて完全に衝撃を受けます。このようなことは、かつて以前に起こっていません。私たちは絶望的です。」と言った。

ジェノアはイタリアの最も忙しい港である。
マルコ・ドリア市長(Mayor Marco Doria)は、年間平均14の事故があるが、火曜日の終わりに起こったような事故は先例がなかった、と言った。
衝突の後に管制塔に残されたのは、締められた金属外部階段だけであった。

「それは信じられない光景でした。」
「管制塔は危険に傾いていました」と港の夜警がラ・レプブリカ(La Repubblica)新聞に伝えた。
犠牲者のうちの3人は30代の初めで、沿岸警備隊と港の労働者であった。
一方、他の遺体はまだ識別されていない。




4
人が負傷し、そのうちの2は危篤状態だった、とイタリアの通信社Ansaが報告した。
ジェノアの検察官は、その事故を調査している、とコリエーレ・デラ・セーラ(Corriere Della Sera )新聞が言っている。
船は囲いに入れられました。
また、船長が尋問されている。
愉快なネロ号は長さがほとんど240m(787フィート)で、総トン数ほぼ40,600GTであった。

その船はイタリアの会社イグナチオ・メッシナ社(Ignazio Messina & Co.)によって所有されている。
その衝突は32人を死亡させた、20121月にジグリオのイタリアの島沖のコスタ・コンコルディア(Costa Concordia)観光船を含む
衝突の記憶をよみがえらせた。
最近、イタリアの船の事故が続いているが、船乗りの麻薬中毒でなければ良いがと感じる。

以前、イタリアの夜行列車のコンパートメントにいたら、列車の乗務員に呼ばれ、そのコンパートメントを出ろと言われ、
聞いたところによれば、そのコンパートメントにいた別の客は、麻薬中毒だから危険だと
言われた。

                                                     以上


目次に戻る