あとがき

 阪神大震災、二度とあって欲しくない忌まわしい経験であると
ともに大港湾の破壊の状況そして蘇生への歩みを、つぶさに
この目で見とどけることができたこと。
 ありのままの事実以上に多くのことを学ぶ事が出来たと
思っている。 
  
 電車が途絶した状況下で、神戸港までの徒歩行脚を3回ほど
実行し、この間港の被害状況を撮った写真が約200枚、
その後神戸港完全復興宣言までの約2年間、工事会社に
お願いし毎日FAX送信して頂いた工事予定表をもとに、
仕事の合間、あるいは休日を利用して工事の撮影、
工事箇所付近での入出港船の操船撮影を行った。
 これらの写真も2,000枚ほどになる。

 一方、震災後の1年間は、第三港湾建設局震災復興建設部、
神戸市港湾局企画振興課、計画課、神戸港埠頭公社、
工事関係各社そして
神戸港在住船社等々に何度もお訪ねして工事に関わる話を
伺うことが出来た。
 これら関係者の皆様に心から感謝している次第です。

                           平成11年1月28日
                                                            稲葉八洲雄

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