1. 「大阪港南港関門入口付近」
自船の周り はすべてNO PILOT船であることが多いのが特徴。
2. 「天保山客船桟橋からの出港」
日本海事新聞掲載時(H9.10.21
付)の写真と説明文。
など。早朝、日の出とともに大阪港内港航路に船を進め、大関門を通過して港内に入る。 右前方の港大橋の背後に日が昇り始める頃、黄金色に輝く水面をすべるように、 港内から次々と多種多様な船が出港してくる。他の港湾では見られない”船の歴史 の縮図”を見る思いがする。 今年は大阪港築港100周年の記念(1897年起工)の年。内港航路の 名称の由来は、開港港則法施行規則が大阪港について定められた1927年 (昭和2年)に始まる。安土桃山から江戸時代にかけて、天下の台所と して栄えた 大阪港であるが、今日の近代港湾を完成させた歴史は、”低地・大阪”の ハンディキャップを克服する戦いであり、途絶えることのない苦難の歴史であった。 戦災では、軍事戦略基地でもあった大阪港は、他の国内主要港湾とは比較になら ない大きな損害を被ったこと。さらには1934年の室戸台風、1950年のジェーン台風 を筆頭に度重なる台風高潮に莫大な浸水被害を被り続けてきた。 戦後50年かけて延べ約60キロに及ぶ背の高い防潮堤を築造、さらには374カ所 に防潮扉を設置し防潮対策を完成させた。 写真は、日の出直後の日差しを背後に受けて出港するコンテナ船「さざんくろす丸」 35,234GT,及びまぶしく輝く前方の海面に目を据えて入港する自船「JIN AN」8,628GT |
9 Extra 大阪港早朝の狭視界中を入港する船団
9 extra. 大阪港港大橋通航中の緊張感
大阪港でのコンテナ船の出入に絶え間はない。
自船 NOL SEGUINUS 53,159
GTの着桟作業終了を待って出港。
レンズの効果で前後が圧縮されているが、各船間1ビットは確保されてい
る。
岸壁と直角方向に2Lある。右回頭。